SSブログ

COO(最高執行責任者)とは [NO.2・番頭・社長室長]

COO(最高執行責任者)とは?最近、COOと記載された名詞を見る機会が少しずつ増えてきました。未だにわかるようでわからない言葉の1つですが、米国では普及しています。

【chief operating officer  最高執行責任者】
米国企業で良く使用されている役職でオペレーションの責任者を意味する。CEOが定める戦略を実現するための日々の執行業務を管轄する。強力な権限を有するCEOを頂点とする米国型ガバナンスの下では、役割が明確であり、企業経営において効果を発揮すると考えられるが、合議制を尊ぶ日本企業では浸透するか?

日本企業では以下のとおり、COOの定義はさまざまなパターンが考えられる。ウィキペディアより

CEOが企業の経営全般に対して責任を持つのに対し、COOは日々の業務執行、特に営業活動の責任を請け負う。業務の実際内容として日本の営業部長と重なることが多い。ただし流通業ではマーケティングなどの広報部も含めて統括し、メーカーにおいては製造部門、技術開発部門を統括する、出版業では編集長がCFOにあたるなど、それぞれの企業の営業の中核が何であるかでその業務の内容が変わる。よってCOOは単なる販売部の部長ではない。一方でCEOは営業だけでなく総務、財務などの企業全体の業務を統括する。特に日本においてはCOOを置かず、CEOがその役割を兼ねる場合も多い。  CEOやCOOは企業の所有者である株主の代表である取締役会と、取締役会の委託を受けて企業運営を行う業務執行役員を分離するという流れの中で生まれた役職であり、企業の所有と運営の責任分担が不明確な時代の役職である会長や社長とは異なる概念である。しかし、実際には会長(または社長)がCEOを、社長(または副社長)がCOOを兼ねるケースが多い。 

”企業の中核事業が何か”でCOOの業務内容が変わる。曖昧さを残しつつ、ケースバイケースで業務内容を決めていく、そういった使い方が日本企業では必要かもしれない。ソニーが事業毎にCOO職を設けたが、日本企業では一理あると思う。

【COO 事例】
日産自動車:志賀俊之COO
志賀日産COO インフィニティの日本投入を諦め切れない理由とは 2008年8月 週刊ダイヤモンド
日産の最新技術を使用しているのに母国のお客様にその技術を味わってもらえないのがもどかしい

国内市場全体および高級車市場でレクサスが苦戦している状況では難しいですね。

志賀日産COO、100万台増販は追い込み次第 2005年5月31日
日産自動車の志賀俊之COO(最高執行責任者)は31日の新型『セレナ』の発表会場で、「日産180」による100万台の増販公約について「まだ達成が見えてきたわけではない」と述べ、集計期限となる9月まで追い込みが必要との見通しを示した。日産180での100万台増販は、2004年10月から今年9月までの1年間の世界販売実績で結果が出る。志賀COOは、現時点では「達成に向けた線上を推移している」と指摘した。ただ、達成の可能性については「まだまだ厳しい」と慎重な見方を述べた。引用先:http://response.jp/issue/2005/0531/article71166_1.html

COOとしてメディアへの露出が多いのは日産の志賀COO。主に販売・生産計画の進捗などのスポークスマンを務める。トップが親会社のCEOを兼任しており、その補佐役という側面が強い。

ソフトバンク:宮内取締役
ソフトバンクモバイル(株) 代表取締役副社長 兼 COO
ソフトバンクBB(株) 代表取締役副社長 兼 COO
ソフトバンクテレコム(株) 代表取締役副社長 兼 COO
筆者が日本のMr.COOと言える1人ではないかと思う方。志賀COOと同じくカリスマCEOの補佐役としてのCOO。以下記事でわかるとおり、営業面での役割が大きい。

ソフトバンクモバイルが2トップ制に移行--宮内氏が代表執行役に就任 2007/03/22
宮内氏の肩書きは取締役 代表執行役副社長兼COO 営業・マーケティング統括 マーケティング担当 宮内氏は1949年生まれの57歳。1984年に日本ソフトバンク(現ソフトバンク)に入社し、1988年には取締役に就任。長らく孫氏の片腕を務めた。2003年にはソフトバンクBB(現BBテクノロジー)取締役副社長兼COOに、2004年には日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)取締役に、2006年にボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)の執行役副社長に就任するなど、ソフトバンクグループの多くの企業で取締役を務めている。引用先:http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20345613,00.htm


サイバーエージェント:中山常務
https://blog.so-net.ne.jp/MyPage/blog/article/edit/input?id=10018819


急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書 35)

急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書 35)

  • 作者: 石田 修大
  • 出版社/メーカー: 角川・エス・エス・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 新書



私が副社長になった理由(わけ)―私が得た28の教訓とは (ホット・ノンフィクション)

私が副社長になった理由(わけ)―私が得た28の教訓とは (ホット・ノンフィクション)

  • 作者: 関口 克己
  • 出版社/メーカー: 悠飛社
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本



2009-05-15 00:29  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

Facebook コメント

メッセージを送る

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。