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2008ジャイアンツに見る強いチームとは [マネジメント・人間学]

巨人が首位争い。1時は13ゲーム差があった。脅威の追い上げを実現した要因とは。
【リーダー:4番ラミレス】

シーズン序盤:小笠原・李が本調子ではなく、上原も復帰のメドが立たない状態。
しかし、ラミレスは孤軍奮闘を続けた。「阪神の勢いは最後まで続かない。目の前の試合を勝つことに集中しよう、夏以降に必ず追いつける!」とチームを励ましていた。同時に自身も大活躍。7年連続150安打、通算250本塁打、通算1337本目の安打を放ち、与那嶺の外国人選手最多安打のセ・リーグ記録に肩を並べた。チームの精神的な柱として、また仕事の結果も出すすばらしいですね。

【スター集団で脇役:原監督】
グラウンドでは試合に集中。オフになるとよく声を掛け、選手と同じ目線で話をする。ジョークも多く、親しみやすい雰囲気。自分が主役ではなく、選手が主役。スター集団である巨人では効果的。

【巨人新旧交代の象徴…19歳坂本、早くもチームの顔に】10月3日17時0分配信 夕刊フジ
 

今季の巨人は滝鼻オーナーいわく「新旧交代の年」。新しい波の象徴ともいえるのが、2年目19歳の坂本だ。遊撃の定位置を奪っただけでなく、人気もうなぎ上り。早くもチームの顔となりつつある。球場を引き揚げる際には、約40人のファンに丁寧にサイン。呼びかけに手を振ることさえしない一部主力と違い、出世してからもファンを大切にしている。  その上、開幕戦から全試合スタメン。7月以降は打率.289と、セ・リーグの正遊撃手でNo.1の打撃を見せている。これで人気が出ないわけがない。東京ドームのプロ野球グッズ店「TO:DO」では、小物グッズ、Tシャツとも売れ筋ランクの堂々1位。「商品の問い合わせが一番多い選手です」と店員もホクホク顔だ。  故障リタイアした二岡の穴を埋めただけでなく、経済効果も抜群。読売グループの報知新聞社は毎年、巨人の主力選手のカレンダーを発売しているが、2009年版には小笠原、阿部、高橋由と並んで坂本カレンダーが登場した。


【俊足・好打:1番打者鈴木尚】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081003-00000017-ykf-spo 夕刊フジ
首位阪神との差はわずか0.5ゲーム(2日現在)。巨人が激闘を制して大逆転Vを成就させた場合、記者投票で決まるMVPは誰になるのか。ナイン、首脳陣の間では「ラミちゃんとガッツは甲乙つけがたい。どちらが欠けてもここまで追い上げられなかった。2人に同時受賞させるわけにいかないものか」との声が強い。まあ、順当ならラミレスと小笠原の争いになるが、そんな中で、“陰のMVP”とささやかれているのが、夏場から1番に定着した鈴木尚だ。  「鈴木が1番に入ったのと同時にチーム成績が上がり始めた」と話すのは伊原ヘッドコーチ。  確かに、今季の巨人のトップバッターは、高橋由、坂本、亀井、谷らが起用され、試行錯誤が続いた。阪神に11.5ゲームの大差をつけられて迎えた7月18日、腰痛の高橋由に代わって鈴木尚が1番に起用されてから流れが変わった。以降の54試合は実に37勝16敗1分けという破竹の快進撃だ。  昨年は人材不足から、高橋由を苦肉の策で1番に据えたが、もともと、俊足・好打の鈴木尚こそ原監督が求める理想の1番打者像。盗塁数はチーム断トツ(セ5位)の26。打撃でも規定打席数には満たないものの.317の高打率をマークしている。  巨人一筋12年、30歳の遅咲き。昨年まで当然チャンスは山ほどあったのだが、その度に太もも、ふくらはぎ、腰などを痛め、それがない時は発熱にまで見舞われてみすみす手放していた。ところが、今季に限って大きな故障がない。突然の大ブレークには実は、意外な秘密があった。伊原ヘッドがこう明かす。  「監督もわれわれコーチ陣も、鈴木は故障さえなければこれくらいやれると思っていた。そこで『もうお前は練習するな』と言った。もともと練習し過ぎる選手だったが、特打ち、特守の類をやらせない。全体練習終了後の個人的な練習も量を控えさせ、体のケアに当てさせた。試合中にけがをしても、これまでは『休んだら使われなくなってしまう』という恐怖心からギリギリまで痛みを隠していたが、細かく報告するよう厳命した」逆転の発想の“練習禁止令”が理想の1番打者誕生につながったというワケだ。





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2008-12-07 23:51  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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