【敬は道】
敬という心は、言い換えれば少しでも高く尊い境地に進もう、偉大なるものに近づこうという心である。

したがってそれは同時に自ら反省し、
自らの至らざる点を恥ずる心になる。
省みて自ら懼れ、自ら慎み、自ら戒めてゆく。
偉大なるもの、尊きもの、高きものを仰ぎ、
これに感じ、憧憬れ、それに近づこうとすると同時に、
自ら省みて恥ずる、これが敬の心である。

東洋では等しくこれをと言う。

By安岡正篤


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